介護施設は、付近住民の反対運動を受けない郊外に建設されることが多いのですが、中には駅近の施設もあります。
駅から徒歩で通えることは、駅近の介護施設のメリットです。
駅近の介護施設は、通いやすさを重視した転職先探しでも人気が高い傾向です。

しかしながら、電車は深夜止まるので、入居施設の場合は夜勤や深夜勤の時に別の通勤手段を考えなければなりません。
夜勤や深夜勤の時は、車通勤を認める職場が望ましいでしょう。

施設に職員用の駐車場が確保されていることも重要なポイントです。
夜勤時だけでなく、天候などの理由で電車が運休することもあるからです。
車を持たない職員は、夜勤後に仮眠してから始発で帰宅できるよう休憩室を完備している職場を選びましょう。

駅近にない介護施設の中には、施設の最寄り駅から職場まで職員用の通勤バスを往来させている施設もありますが、よほど大規模事業所でないと望めないでしょう。
自転車を利用できれば、徒歩の数倍時間を短縮できて、駅近でなくても通勤に時間を取られずに済みます。
自動車通勤は、満員電車に揺られることがなく快適に通勤できるメリットがあります。
夜勤や深夜勤でも、電車の運行時間を気にすることなく何時でも出勤や帰宅が可能です。

その一方、道路事情により通勤時間が左右され、通常なら出勤時刻に間に合うよう自宅を出ても、事故や工事の渋滞により遅刻するリスクを免れません。
また、交通事故に遭う危険も生じます。
そこで、常に道路事情を把握するよう努め、迂回路を把握して不測の事態に備えるほか、運転に集中できるよう十分休憩や睡眠を取ることが不可欠です。